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社会のルールを知ったトキ

ミスチルとかわいい女子アナを中心に、好きなものや気になったことを記事にしてます

【ネタバレあり】おやすみプンプンの鬱々感について考察や感想など【小学生編1・2巻】

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どうも!管理人です!
今回はマンガ、「おやすみプンプン」を紹介します。


管理人はネカフェでこのマンガを初めて読んだんですけど、止まらない!!
そしてとにかく鬱な気分になるという不思議な魅力を持つマンガです。
その鬱になる感覚というのが、妙に癖になるのです。

 

 「おやすみプンプン」のストーリーは、主人公であるプン山プンプンの少年時代から青年までの成長と葛藤を描きます。
"子供の落書き”のような姿で描かれるプンプンですが、物語自体は非常に重たいものになっています。

 

罪悪感・劣等・偽善・後悔・失望・葛藤・虚像・呪縛・執着・孤独・依存・混沌・不条理

 

おやすみプンプンを表現するなら、こんなキーワードでしょうか…
今回は物語の序章である、1巻から2巻の小学生編のネタバレ・感想です。

 

小学生編 あらすじ

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鳩サブレのような容姿のプンプン。
小学生の彼はある日、転校生の田中愛子ちゃんに一目ぼれしてしまいます。
彼らは所謂初恋で、小学生同士の淡い恋愛感情で結ばれるのです。

しかし、愛子ちゃんの家は怪しい宗教にハマっているようで、本人もどこかメンヘラ要素を抱えているようでした。

 

この物語の根幹は一貫してふたりの関係性にあり、その関係性が決定的になるのがこの小学生編です。


また、彼の両親の離婚というのがプンプンの人生における重要なターニングポイントでもあります。

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普段から険悪なムードが漂っている両親でしたが、ある日の喧嘩の末に父親が電子レンジで母親を殴りつけ逮捕される。
その結果、プンプンは雄一おじさんとの共同生活をスタートすることになるのです。

  

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管理人はこの雄一おじさんというキャラクターが非常に好きです。


中学生編以降で掘り下げられるので詳しくは述べないが、怪しい宗教系のセールスを追い払うときのセリフ回しでもわかるように相当こじらせている。


"捻くれた意識高い系”とでもいうか人生や人間に対して絶望し、達観しています。

こんな性格の雄一おじさんと共に暮らしたことは、プンプンのその後の人格形成に多大な影響を与えることになります。

要所要所で登場する神様も、雄一おじさんがプンプンに授けたものなのです。  

 

そしてこの追い払ったセールスのおばさんの傍らには、なんと田中愛子ちゃんがいたのでした。
バッチリ目があってしまうプンプンと愛子ちゃん。

愛子ちゃんは自分の家が妙な宗教にハマっていることを恥じており、プンプンから逃げ出します。

クラスの子から白い眼で見られるのが怖かったのです。

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プンプンはそんな愛子ちゃんを追いかけます。
そして、鹿児島にいる愛子ちゃんの親戚の元に、今年の夏にふたりで行くことを約束します。

愛子ちゃんは今の家から逃げ出したかったんですね。


また、愛子ちゃんの「プンプンは嘘つかないよね?」「今度嘘ついたら殺す」というセリフからは彼女の苦しみと恐ろしさが読み取れます。


宗教の欺瞞だったりまやかしを少女ながらに感じ取っており、嫌悪しているのでしょう。  

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このように、小学生編においてはプンプンの周りで起きる出来事けっこうバイオレンスなのですが、全体的にどこかお穏やかな雰囲気を感じます。

これはプンプンの特徴的な容姿と、浅野いにお氏の繊細な作画の賜物でしょう。

 

子供のころの思い出というのはかけがえのない物であるのと同時に、過剰に美化されやすいものです。
「おやすみプンプン」においても、みんなで天の川を観るシーンなどは、とても綺麗で眩しい。

同時に今思えば、天の川のシーンや廃工場での爆発は、これから先の物語において極めて重要な伏線となっていました。

 

ちなみに愛子ちゃんは七夕の短冊に次のように願っています。

『あなた(プンプン)がずっと私を忘れませんように』

このあたりも愛子ちゃんの性格を象徴していますね。

一途なようで、重い…

 


そして、プンプンと愛子ちゃんの関係性を決定づける出来事が起きます。

母親の自殺未遂です。

人生に絶望した母親は、病院から飛び降り自殺を図る。
雄一おじさんとプンプンはタクシーで病院に駆けつけるのですが、その最中に鹿児島行きの約束を信じ、プンプンをひたすらに待ち続けて泣いている愛子ちゃんを目撃します。

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嘘を嫌悪していた愛子ちゃん。
そんな彼女の心を傷つけてしまったプンプン。

「こんな最低な自分なんて、もういっそ死んでしまったほうがいいと思いました」

彼女の涙を見て、自己嫌悪と罪悪感に縛られてしまいます。

この出来事がきっかけで愛子ちゃんとは疎遠となってしまい、結果的にプンプンを長年縛り続けることになるのです。

 

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その後、両親の離婚が成立。

大好きな父親との別れがやってきます。

それはプンプンの心に大きな葛藤を生むこととなりました。

 

やっぱり子供にとっては、両親の仲って重要です。

親の背中を見て育つってよく言うけど、これは本当だと思いますね。

プンプンも両親が喧嘩ばかりしてる姿をずっと見ていましたし、関くんもあんなに屈折しているのは父親の影響が大きいでしょうから。

 

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 まとめ

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人生はいくつもの『もし』の連続です。


もし、両親が離婚していなかったら…
愛子ちゃんと鹿児島行きの約束をしていなかったら…
母親が自殺未遂をしていなかったら…

 

小学生編では、今後のプンプンの人生にとっての分岐点が非常に多く重要な部分となっています。
プンプンはもともとは心の優しい純真な少年です。

ただ、少年の彼にとっては酷な出来事が多すぎました。

 

プンプンの元にやってくる神様は、そんな彼の心の歪みが生み出した存在でしょう。

神様は味方でも敵でもなく、プンプンの心の闇そのものです。

 

そしてプンプンは中学生になります。

中学生~高校生時代の彼には、さらなる試練が訪れます。

そして、雄一おじさんの過去が明らかに!!

 

この作品は好みが別れる作品であることは間違いないし、読めば読むだけ暗い気持ちになりますけど、人生を豊かにしてくれるはず。

おすすめですよ!!

中学生編の感想に続く(記事リンクは下に)