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社会のルールを知ったトキ

ミスチルとかわいい女子アナを中心に、好きなものや気になったことを記事にしてます

【ネタバレあり】おやすみプンプン高校生編の感想と考察~翠と蟹江との初体験~

どうも!管理人です。

今回は「おやすみプンプン」の5巻から6巻までの考察・感想です。

 

前回からとんでもなく遅くなってしまいましたが、高校生編をアップしたいと思います。

 

5巻~最低の初体験~

無垢なだったプンプンの小学生時代。

そして多くの出来事と共に成長し、思春期特有の感情を覚え悩みだした中学生時代。

 

今回のプンプンはもう高校生。

よくも悪くも分岐点となるのがこの高校生編だと思われます。

 

 

彼は有名進学校へ進学しますが、そこは田中愛子はいません。

基本的にはプンプン家族の話が描かれています
プンプンとプンプンママの関係性。

そして雄一と翠。そこにプンプンも。

 

非日常的な出来事がたくさん起こりますが、それは日常の延長線上にあり、決して他人事とは断言できません。

 

序盤で雄一が不倫のうえ、失踪していることが判明します。

失踪は別として、不倫からの慰謝料なんて世間ではありふれている。

 

寂しさに負けてしまい、雄一の面影があるプンプンを求めてしまう翠。

まあ、これはありふれてはないか。

このシーンはなんとも言えない気持ち悪さがあります。

 

性欲が芽生え、性交渉に関心を持っていたプンプンに待っていたのはこんな形での初体験。

これはきっと彼の心に多大なる影響を与えたことでしょう。

『人類の秘密のすべてを知った様な気がしたけど、頭はからっぽのような気がした』

と、プンプンは述べていたけど、求められたのは身体だけで。

翠が想っていたのは雄一には違いなわけです。

 

そりゃ空っぽですよね。

そのセックスには気持ちが通っていない。

事後、プンプンが朦朧としながら去る間際に、翠は『またね。大好きだよ』と言っていたけど、本当に反吐が出る。

この女の汚らしさがこの一言に現れている。

なんといっても、雄一が後日帰って来たあとの反応がそれに拍車をかけていますから。

 

全てをなかったことにする。

プンプンの気持ちはどうなる?

どこまでも独善的で腐りきった女。

 

こういう一見清楚そうな女でも、内側には腐りきった性根が眠ることもある。 

高校生という多感な時期に、こんな糞女と関わったプンプン。

そりゃ捻くれもします。

 

6巻~プンプンママとの対比~

一方でプンプンママ。

6巻の主役といってもいい。

冒頭から不倫しています。

 

結婚を迫ったり、刃物を取り出したりともう最悪…

しかし、浅野いにおの最大級のセンスあふれるシーンはここでしょう。

 

プンプンママが不倫相手に自殺してやると脅します。

そして『生まれ変わるなら、アンタの精子に生まれ変わろっと。アンタの糞嫁から超絶糞娘として生まれてくるんでよろしく哀愁!!』

 

ここまで糞みたいな不倫相手もいないぞ…

もう、最悪だろ。

 

ただ入院中の晴見との会話のなかに、彼女のもつ寂しさだったり、感情の吐露があります。

それを聞くと、意外とプンプンのことをよく見ていたり、愛情を感じるところもあるんですよね。

そして発覚する癌。

 

それに平行するように、プンプンは蟹江さんとデートすることに。

まあ、これがモテない君のデートなんだよね。

 

気遣いはすごいんだろうけど、その気遣いの方向性が痛い。

お金を出させないってことに終始しているんだけど、そうじゃないでしょ。

逆に気使うわ。

 

好かれよう好かれようという気持ちが先行していて、人の話もろくに聞いていないし。

ボランティアの話なんて、めっちゃ掘り下げれるのにね。

『思いのほか真面目な話題だった』

『これじゃまるで自分が果てしなく低俗で、道徳心のかけらもない人間のよう』

 

そうじゃねえだろ。

劣等感を感じるだけじゃなくて、蟹江さんのいいところを知れてよかったじゃん。

結局プンプンは彼女の外見だったり、性的な目で見ていただけ。

自分でもそれを自覚した彼は、ますます自己嫌悪に陥ります。

 

取り繕ってがんばって。

彼自身もそう感じていたけど、自分の弱さをもっと受け入れてほしい。

それを分かち合ってほしい。

蟹江さんにも素直に「ボランティアか。すごいね。自分にもそんな夢や目標が欲しいな。」と、打ち明ければいい。

 

プンプンが彼女に見せたのは、好かれたいと取り繕った部分だけで、プンプンの本質的な部分は一切見せていません。

それじゃあ、他人から好かれるわけもないし、好かれたとしてもとっても疲れるでしょうね。

 

逆にプンプンママは晴見くんに自分の弱さだったり本音をすごく打ち明けています。

ここが6巻では対比されていて、それだけにプンプンママがとても人間的で魅力的に思えてしまうのです。

ただ、息子にもそれをしてほしかった。

プンプンの対しては、どうしても素直になれなかった。

 

プンプンパパからずっと届いていた手紙も、本当はプンプンママが書いていたことも判明します。

彼女は本当にプンプンのことを愛していたんですね。

6巻のラストでは彼女は亡くなってしまいます。

 

高校生編はとても暗くて、読んでいて苦しくなる展開です。

ただ、決してそれだけじゃなくて、一番心を揺さぶられる話であるともいえます。

 

次巻は2年後のお話。

プンプンパパが彼の元にやってきます。

ますます澱んでいくプンプンの人生。果たしてどうなる!

おわり