社会のルールを知ったトキ

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借用書を書くからと言われても「お金を貸しては絶対にダメ」な理由

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どうも!こばやしです。

今回は借金について。

 

先日、このような記事を読みました。

友人にお金を貸したという内容です。

blog.asimino.com

筆者は元々お金を貸したくないという人でして。

当初は断るつもりだったみたいなんです。

 

ただ、「法的に正しい借用書をきちんと書く。期限が来ても返してなかったら警察に行ってくれ」と迫られ、結果的にはその友人にお金を貸したみたいです。

その金額は5万円。

大学3年生だった筆者からすれば、けっこうな大金だったと思います。

 

借金を申し込んできたその友人は、同じように数万円単位で複数の友人からお金を無心していたようでした。

友人たちも、筆者と同じように、法的に正しい借用書というワードに惑わされお金を貸してしまいます。

結果的には1年という返済期日に間に合う形で、お金は返って来たみたい。

 

しかし、このお話を聞いて思ったのは

「下手したら泣き寝入りだったな」ということなのです。

目次

 

素人がお金を貸してはいけない理由

お金の貸し借りはしてはいけない。よくそんな風に言いますよね。

友人関係が壊れるとか、色々とあると思います。

 

私が思うに、それは真理で、なぜ金融機関が融資の際に審査をするのかを考えると理解しやすいと思います。

いくつか理由はあるのですが、今回のケースで重要になってくるのが、債権回収の問題。

 

法的に正しい借用書

警察に行っても構わない

 

一見すると、安心感を得られるようなフレーズですよね。

しかし法的に観れば、こんな謳い文句に何の意味も存在しません。

まず第一に、金銭の貸し借りは民事。殺人や窃盗と違って、警察は一切介入してきません。

 

民事不介入という言葉を聞いたことがあると思いますが、警察はこの手のトラブルについて完全にノータッチです。

では、どこに相談するのかというと、これは弁護士になります。

しかし弁護士に相談といっても、やはり敷居は高いです。法テラスでしたら無料で一定時間は相談できるにしても、普通の大学生がそこに辿り着くのは中々難しいでしょう。

 

今回はお金が返済されましたが、滞納されてしまうと債権回収は自分の手で行うしかありません。

友人と連絡が途絶えたとして、相手の実家に取り立てに赴くか。

もし実家の連絡先も知らなかったり、家族が払ってくれなかったりすると打つ手が無くなります。

 

例え弁護士に相談したとしても、実際に着手するとなれば着手金を支払う必要があります。

今回のケースだと友人に貸した金額は5万円。

労力や費用を考えると、正直、裁判するには割の合わない金額なんですよね。

少額訴訟という方法も存在するのだけれども、実際には厳しいものがあるでしょう。

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借用書には何の意味もない

ここまでで、先述の借用書には何の意味もないことがわかると思います。

友人に連絡が取れたとしても「無い袖は振れない」と、開き直られるとお終いですから。

そこで暴力に訴えてしまうと、こちらは刑事事件となって警察に逆にお世話になってしまいます。

 

債権の回収って素人が簡単にできることじゃ無いんですよね。

金融機関が融資に審査を厳しくかけているのはそういう理由から。

 

ただ消費者金融の場合、簡単に貸してくれる代わりに金利が高いですよね。

それは回収に関するリスクと対価だからなんです。

消費者金融は回収のノウハウもプロ。

同じことを素人が行うことは、現実的には不可能なのです。

 

 

また、貸したお金をさらに第三者に譲渡されてしまうと「善意の第三者」からは取り立てる法的な拘束力も失ってしまう。

 

簡単に言えば、Aさんが借金した側。

Aさんの友人であるBさんに対して、何らかの理由でお金を譲渡したとします。

そもそもお金を貸した側からすれば、何をやっとるんじゃい!ということになるんですが、Bさんが「借金されたお金だったと知らない」のであれば、元々は自分が貸したお金であっても、その権利を主張することが出来なくなってしまいます。

 

例え少額訴訟などを起こして強制執行に持ち込もうと思っても、こういった事態になってしまうと、完全に泣き寝入りするしかありません。

 

どうしても貸すのであれば

ただ、どうしてもお金を貸す必要が出てきた場合どうするか。

これはもう、連帯保証人や担保を付けるしか無いでしょう。

銀行が融資するときは、保証人だったり土地に抵当権を設定して、返済が滞った場合をはじめから想定して、お金を貸し付けます。

 

連帯保証人は法的な拘束力は極めて高く、その連帯保証人にも返済する義務が発生します。

借りた人間が音信不通になっても、少なくとも連帯保証人に対しては堂々と返済を迫ることはできます。

※いわゆる保証人と連帯保証人は意味合いが変わるので注意。

 

ただ、友人間の金銭の貸し借りだと、現実的に簡単なのは担保をつけることではないでしょうか。

5万円を貸すのであれば、相応のものを担保として受け取っておく。

何でしょうね。PCとかゲーム機とかかな?大学生なら。

債務不履行になった場合にも、貸した側からすればダメージは浅いですし、返済しなきゃという義務感にも成るでしょう。

 

 

今回の事例で、改めて悪質だなと感じたのは、少額を複数人に対して借りたこと。

額が小さいと、泣き寝入りしてもらいやすいから。

確信犯というわけでは決して無いのでしょうが、本当にお金が返ってきて良かったなと思いました。

 

以上です。

お金を貸すことというのは、かなりリスキーな行為なんですよ。

 

貸すときは、相手は頭を下げて懇願してきますが、返済を促すときは立場が逆転します。

まして金利も設定しない。担保もつけないなんて、借りる側が絶対的に有利な条件ですから。こちらが一方的にリスクを負うことになります。

みなさん、お金の貸し借り。本当に辞めておいた方がいいですよ!!

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