2016冬ドラマ「フラジャイル」第1話のあらすじです。
原作は『アフタヌーン』の読者アンケートでは常に人気作品の上位に名を連ね、『マンガ大賞2015』の候補にもなった猛烈に勢いのある漫画です。
主人公の病理医・岸京一郎(きし・けいいちろう)は、白衣はまとわず、常にスーツ姿。
自分の診断が他の医師と対立しようものなら、完膚なきまでに論破し、相手が降伏するまで徹底的に闘い抜くとか。
でも、その根底には、自らの名誉は一切求めず、患者の命が第一というブレない姿勢があります。
ただ患者の命を救うため、そして己が信じる医療の正義のため、周囲との軋轢など一切いとわない偏屈イケメン天才医師・岸の闘いと活躍を描く大注目のドラマ。
第1話のスタートです!!
目次
【第1話あらすじ】
壮望会第一総合病院病理診断科の岸京一郎(長瀬智也)は一癖も二癖もある病理医。医師たちに煙たがられる厄介者だが、岸の判断に逆らえるものはいない。“強烈な変人だが極めて優秀”と評される男なのだ。
岸と同じ病院で働く新米の神経内科医、宮崎智尋(武井咲)は先輩医師の高坂英利(平岳大)に小言を言われる毎日。
仕事の効率を優先する高坂に疑問を持つ宮崎だが、反論出来ない。
優秀で能力があれば、自分の信念を貫ける…
岸はそんな立場のようですね。
いいなぁ。こういうのって男ならやっぱ憧れる!
宮崎は逆に、正しい理念を持っていても実力が無く、周りを動かすことができないようで…
そんな時、転倒して頭を打った女子高生、影山花梨(上白石萌歌)が入院。
高坂はCTから脳出血の疑いを除外。腰痛を訴える花梨に、椎間板変性の可能性を伝える高坂だが、宮崎は納得出来ない。宮崎は詳しい検査が必要だと思っていた。
翌日、神経内科のカンファレンスが行われ、高坂は花梨の症状を報告。他の医師たちが高坂に同意する中、宮崎は自分の意見を言えずにいた。
すると、スーツ姿の男が発言を求める。岸だ。岸は初期的な検査だけで病状を決めつける高坂の診断に猛反論。
ついには、神経内科部長から椎間板変性確定のために花梨の腰のMRI検査を約束させた。
おぉ!
このカンファレンスの様子は見ものですね。
岸のキャラクターというか、強さを象徴するシーンでしょうし。
頭を打ったということなら、たとえ腰痛だとしてもやっぱり怖いものです。
はたして真相は…
病理診断科に戻った岸が、検査技師の森井久志(野村周平)と仕事を始めようとすると宮崎が来た。
花梨が椎間板変性ではないと疑っていた宮崎は、岸に直接患者を診てほしいと頼むが断られてしまう。
さらに、宮崎は自分の疑いをカンファレンスで言えなかったことを岸に責められる。
それでも食い下がる宮崎に、岸は花梨が転んだ理由を探るよう指示した。
まぁ宮崎の気持ちはわかります。
新人の立場で真っ向から反論なんて難しいでしょう。
それでも岸に食い下がるあたり、根性あるのかな?
そして花梨が転んだ理由。
何か意味があるのでしょうけど、いったいどんな意味なんだろう。
第1話の感想~フラジャイルの意味・病理医の仕事とは~
やべえ!!
とにかく岸先生がかっけえ!!!!
MRIの検査項目を書き換えるところは1話のハイライト。
「患者のためじゃなく、お前のためにやってやる。共犯なってやるよ」
このセリフに痺れない人がいますかね!?
結局は高坂の手柄になったけど、患者が救われて良かった(*^_^*)
それと女子高生の泣き演技、めっちゃ上手い。
声のうわずり具合とか、本当に泣いているみたいだった。
上白石萌歌さんの演技にはこれからも注目しましょう。
そして後半は、肺炎とがんの間で揺れる患者さんの話。
最終判断が出来ない、治療方針の決定権がないという、病理医の苦悩が描かれていましたね。
はっきり診断がつかないから安易に退院させる医師。
手塚とおるさんのなんとも憎たらしい演技はさすがでした(笑)
それに対して、入念に入念に調べて“がん”の根拠を突き止める。
そして根拠をはっきりと堂々と突きつける姿勢。
あー、仕事のできる男ってカッコいい!!!!!
「君たちが医者である限り、僕の言葉は絶対だ」
「良かったな、人殺しにならないで」
岸先生がこんな大口叩けるのも、自分の仕事に絶対の自信と誇りがあるからですよね。
武井咲の演技も悪くないのでは?
こういう熱血な若手の役柄はエイジハラスメントでも同様でしたが、けっこうハマってると思います。
岸先生の試験に合格したくだりは見ていてホッとしました。
病理医の責任の重さ。患者から感謝されない、報われない仕事と理解したうえで、それでもなお病理に入る決断をした彼女。
第2話もなかなか大変そうですが、これからが気になりますね!!
フラジャイルという言葉の意味
そしてフラジャイルという言葉の意味についてですが、壊れやすい 脆さなどを意味します。
顕微鏡のプレパラートを指すのかも。
それとも、医療という現場での人間の命の脆さかもしれません。
しかし管理人は、理念だったり信念といった人の心を指すと解釈しています。
人は利害だったり不安によって、正しいと思うことを容易に曲げたり、見てみぬふりをしてしまう生き物。
岸は医療に対して自分の信念を強くもっていますが、同時にその信念が簡単に覆される瞬間や、壊れやすさも目の当たりにしてきたはず。
今後も”患者を第一に考える”という岸の信念に注目してみようかと思います!!
では今回はこのあたりで。
おわり!
※あらすじ・画像は公式HPより引用